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| トップスピードで水平にエントリーするときのモーターオフ直前の状態はスラストとドラッグが釣り合っていてリフトと重力も釣り合っている。 |
モーターオフ直後にスラストがなくなりドラッグだけが残る、Dがなくなり釣りあうまで急激な減速が起こる。最後にストールしてしまう。 では下向きのグライドアングルで入った時のWの影響はどうなるのだろうか?
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下向きの角度(a)で進入した時のリフト、ドラッグ、重力の関係を図に表すとこのようになる。
機体を加速させるフォースはWのグライドスロープ方向のベクトル部分で、式にするとWsin(a)となる。
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L=Lift
D=Drag
W=Weight
a=Glide Angle
d=水平距離or飛行距離
h=垂直距離or失った高さ
Lsin(a)=Dcos(a)
Lift/Drag=L/D=1/tan(a)=d/h
Lcos(a)+Dsin(a)=W
Lsin(a)=Dcos(a)
抗力の関係式は D=1/2ρV2SCd
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F5B機の 距離タスク中のグライドアングル=L/D はどれぐらいあるのだろうか?
簡単な計算をしてみる。1セットのトータルの飛行距離は150mを4ラップで600m+ターン。
上級者の平均的なターン距離は5〜7mオーバーしているのでr=7として
2πr/2 =2X3.14X7/2=22m 3回のターンで66mプラスややオーバルに飛ぶ分を加えて約80mとする。飛行距離680mに対して平均的な4ラップのクライムは130mぐらいなので飛行距離680mに対して失高130mで
L/D=680/130=5.23
1/5.23=arctan x =10.89度 グライドアングルは約11度
この11度のグライドスロープの時のターミナルベロシテイー (Vt)はどれぐらいの速さだろうか?
通常ターミナルベロシテイーと言えば真下に落ちる時のWとDが釣り合った速度をいうがもしある一定の角度を維持して降下を続ければその角度でのターミナルベロシテイーが分かる、そうすれば機体の速度がそれ以上の時はDが大きくてその速度まで減速中で、それ以下の時はその速度まで加速中ということになる。
11度のスロープの重力による加速度はWsin11度でこれは当然抗力(Drag)と同じなので
Wsin11度=1/2ρV2SCd
V2=2Wsin11度/ρSCd
X=√(2Wsin11度/ρSCd)
ρ=空気密度=1.225kg/u
S=機体の翼面積=0.2u
Cd=抗力係数=0.01 200km/h以上の速度で下降中の時はほとんど揚力が発生していないゆえに抗力も限りなく0に近い。
W=重力=m*a=質量*加速度=1.6kg*9.8m/sec2
V=sqrt2*1.6kg*9.8m/sec2*0.191/1.225kg/u*0.2u*0.01=49.44m/sec=178km/h
Vt=毎秒約50m 時速180km ということになる。
680m÷50m/sec=13.6秒でクライムに約2.5秒なので1セット16.1秒前後という計算結果は現実の数字にほぼ一致する。
計測のページにある2008年のパノニアカップの時のGuntmer選手のログデータに比べてその飛び方と比較してみよう。
15ラップ目 1.9秒 150m 毎秒78.9m 平均速度284km/h
16ラップ目 3.1秒 177m 毎秒57.1m 平均速度206km/h
17ラップ目 3.5秒 177m 毎秒50.6m 平均速度182km/h
18ラップ目 3.7秒 177m 毎秒47.8m 平均速度172km/h
まず一目見ただけでもラップ毎の機速の落ち方が少ないのが分かる、きれいな減速の少ない飛ばし方ができている。
第一ラップのエントリー時の初速は時速約300kmであることも分かる。
この飛ばし方の時(下向き11度)のターミナルベロシテイーが毎秒50mに対し第一ラップの速度はそれの1.5倍以上速い毎秒79mもありこの差が大きな抗力となって減速している、このため第一ラップのターンで一番速度が死にその後はラップの平均速度が毎秒50m前後なのできれいな飛ばし方をする限りターミナルベロシテイーとの差が少ないのであまり減速しないことが分かる。
ここで一番大事なことは1ラップ目は突っ込んでも得をしないことに気付いてほしい。突っ込んでも加速しないし高度のロスが出る、また速すぎるためターンで大きく減速する。それよりも少しクライム気味に入り出来るだけエルロンを打たずにB面に行った方が余分な速度を高度に変えターンもクイックになりる。そこで得た余分な高度は後のラップで速度に変換できる。また第一ラップで高度をとることにより第2ターンの高度も高くなり第3、第4ラップを余裕を持って下向きに飛ばすことができる。
この計算は概算でイメージをつかむために出した物で実際には
1.クライムエントリーの高さ
2.その日の空気密度
3.グライドスロープの角度
4.飛行距離で変わる
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