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エルロンデイファレンシャルについて
通常グライダーのエルロン打角を設定する場合、アップ側をダウン側の150〜200%大きくしますがF5Bのスピードモードの時は上下同じにします。F5B機にはキャンバーが非常に少ない(1.2%程度)翼型が使われています、スピードタスク時はさらに少しダウンに突っ込んでいるため主翼はほとんど揚力を発生していません言い換えれば主翼の抵抗はほとんどない状態です。そのためアドバースヨーがほとんど出ません。ターンの出口でいつも機体が伸びあがってしまう理由のひとつが多すぎるエルロンデイファレンシャルによるものです。もちろんいちばんの理由はエレベーターの抜きが遅いのが原因ですがそれでも治らない場合はこれが原因です。左ターンの場合過度のエルロンデイファレンシャルが入っていると左のエルロンのアップが右のエルロンのダウンの抵抗にまさり進行方向に対して機体が左にスリップして飛ぶ状態になります。この状態でエレベーターが入ると左ラダーが少し同時に入ったのと同じ状態になり思ったよりも巻き込んでしまいます。本来ならターンの出口は少しワイドにしたいのがいくら早く抜こうとしても回りすぎてしまいます。
これを解消するにはまずエルロンの打角を正確に上下同じにセットします、次にスピードタスクの速度で左右の360度ロールを何度かやってみて出来るだけロール軸が通るようにデイファレンシャルを調整します。機体によってはほんの少しですが逆に下の方が少し多い場合もあります。

滞空モードの時は主翼がもっと大きな揚力を発生しているためアドバースヨーが大きく出ます、そのため150〜200%のデイファレンシャルが必要です。

きれいにスムーズに飛ばしたいが暴れてしまう
ほとんどの初心者がこの問題を抱えています、指と気持ちが落ち着いていないのがメインの理由ですがもう一つの原因は打角が大きすぎることに有ります。ターンでバンクをかけるのがいつも遅れてしまうためそれに間に合うようにエルロンの打角を大きめにするのは間違いです。そうするとさらに機体が暴れてしまいます。クイックで小さなターンが出来るようにエレベーター打角を大きくするのも同じ間違いです。高速機は小さな打角で飛ばすのが理想です、その方が抵抗が少なく減速しません、もちろん小さな打角で反応を良くするために重心をいっぱいまで後ろにするのは言うまでもありません同時にいつもよりも大きめのEXPをかけてエルロンもエレベーターもニュートラル付近を鈍くします(ー40%ぐらいから始めて下さい)。打角が小さいと機体の反応が鈍いため動きがスムーズになります。これで機体の動きは落ち着き大暴れしなくなります、自分の指の動きに機体の動きがほんの少し遅れてついてくる感じです、舵がシャープに利かず少しかったるく感じます、そして全体に大きなフライトパターンになりコンパクトにまとめにくくなります。そのため常に早め早めに舵を打ち意図したラインに乗せるようにしますこの状態で何度か練習してスムーズに思ったコースをトレース出来るようになってきたらエクスポを少しずつ減らしていきます。一度に5%ずつへらしていくとどんどん飛び方がシャープになっていきます、このようにしてスムーズでシャープな飛びを自分のものにして行きます。

もちろんこのセッティングはスピードタスク用です、フライトモード別にそれぞれ適切な打角に設定してください。

モータースイッチにはミキシングをかけない
たまにモーターオンの時にエレベーターへのミキシングをかけている人がいますがこれはお勧めできません、このミキシングをかけると上でオフの直後にその反対の動きが出て狙った方向から外れるからです。オンにしてもオフにしても機体のその時の姿勢が変わらないのが理想です。少し癖が出る場合はエレベータースティックで修正します。

フライトモードは基本的に3種類設定する
一般的にはプロポの3ポジッションスイッチを使って上から1スピード。2滞空。3ノーマル(ランデイング)とセットします。
まずエンドポイントアジャストでエルロンもエレベーターもスムーズに動く最大範囲で上下同じ幅にセットします。そこからDRを使って各モードごとに打角幅をセットしていきます
1 スピードモードはエルロンの打角は上下とも5mm程度にします、EXPも30〜40%ぐらい入れます、エレベーターは上下4mm程度でEXPを20〜40%ぐらい入れます。空戦フラップはエレベーターフルアップ時にキャンバーが3mm程度ダウンになるようにします。ネガテイブキャンバーはほとんど使いません、もし使っても1mmアップ程度です。
2 滞空モードはキャンバーを2〜3mm下げます、次にエルロンデイファレンシャルを使ってエルロンのアップ側をダウンの150%ぐらいに設定します。エレベーターのニュートラル設定もスピードタスク時より約1mmアップになります。
3 ノーマルモードはランデイングモードでバタフライが出来るように設定します、その時舵の修正が良く効くようにDRでエルロン、エレベーターの動作巾を大きく設定しておきます、ランデイングモードでは滞空モードの時よりも速度が少し速くなるようにエレベーターのニュートラルを少しダウンにセットします又キャンバーは抜いておきます。バタフライ操作時にピッチが変わらないようにエレベーターのダウンミキシングやフラップのデイレイなども設定します。

  参考例
  FlipFlop5.1 2009 日本選手権設定

CG=42%              

Normal Mode 

Speed Mode

Thermal Mode

 

Ailron

up

lin

8mm     

exp

6mm 25%

lin

9mm

 

down

lin

8mm

exp

6mm 25%

lin

6mm

 

Flap

up

lin

 

down

lin

−60

−60

 

Elev

up

lin

6mm

exp

25%4mm

lin

5mm

 

down

lin

6mm

exp

25%4mm

lin

5mm

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Normal

Speed

Therml

Mixing

Ail  to   Flap

Elev to  Camber

full up−4mm

Crow

Brake

up ail

45度

45

downflap

60

60

down elv

2mm

2mm

Nuetral

Elev

up

0.5mm

0.5mm

down

0.5mm

Camber

down

3mm

FlipFlop5.2 setting




Settings for AVIONIK B8:
CG - 56-62mm
 (重心位置、主翼の前縁から)
settings flaps, ailerons and elevator deviation:

競技名:LAPS

競技名:DURATION

- elevator - 5.1mm from fin,  

up 9.5mm from fin, down 3mm from fin

- flap (max) (mix from elevator) up +2mm, down -6mm

- aileron mix from elevator same flap

  aileron up +4mm ,down -3mm

- flap mix from aileron up +1.5,down  -1mm

exp - 0% 

- elevator - 5.7mm from fin,  

up 11.5mm from fin, down 1mm from fin

- flap -1.2mm,same aileron

- aileron up +6.5mm ,down -4.5mm

- flap mix from aileron up +2,down  -1.5mm

exp - 20% 

 Data from Sergey Anacin and Star Flight Japan

このAvionik B8のセッテイングは非常に興味深い、通常5B機は主翼も尾翼も胴体の水平ラインに対してゼロゼロ設定にするのですが、この機体は水平尾翼の取り付けがかなり下を向いていてその分主翼の迎え角が大きくなりそのまま飛ばすとループに入ってしまうぐらいアップすぎます。この機体を水平に飛ぶようにするにはエレベーターを2mmぐらいダウンにセットし直してやっとニュートラルになります。
これではトップスピードでまっすぐ飛ぶ時エレベーターが抵抗になると思いがちです、現に抵抗にはなるのですが直進の時の抵抗はターンの時のと比べてさほど大きくありません。でもこの設定だとターンの時最初からダウンの分アップ角が少なくて済みます、その分ターンでの気流の剥離が起こりにくく減速しにくいわけです。この競技は機体がターンしている時と直進している時とがほぼ半々です、減速は揚力が大きい、すなわち抗力が大きいターンの時に起こります、この時に抵抗がより少なくなるように合わせた賢い設定です。それならいっそフライングテールにすればいいのですがご存じのようにフライングテールはエレベーター式に比べて高速時のニュートラル付近の舵の利きが悪くこの方法は両方の方式の良い所取りをした感じかもしれません。アナシン選手はこの機体で昨年のワールドゲームで優勝しています、その時の飛ばし方は直進部分がほとんどない大きなオーバルできれいに両サイドの距離が合っていました。この設定にはぴったりの飛ばし方だと思います。
アンプの設定
シュルツのアンプの場合
Future149f またはFuture200fを使いますがどちらも5Sまでです。
6Sが使えるシュルツのアンプはFuture32-120fです。
シュルツのアンプの場合アンプに付いているデイップスイッチでセットします。
F5B 用の設定は2と3をONにするだけで他はすべてOFFにします。
プレッテンバーグのモーターにベストマッチするように作られています。
モーター、アンプ、バッテリーの組み合わせ方は以下の通りです。

                  4セル         5セル          6セル
HP220/30A2P4 6.7:1               Future18-200f          Future32-120f
HP220/37A1P6 6.7:1                             Future32-120f
HP220/37A1P4 6.7:1  Future18-200f   Future18-200f
HP220/33A1P4 6.7:1  Future18-200f  
HP220/42A1P4 6.7:1               Future18-200f               
キャスルのアンプの場合
キャスルのアンプ(Castle Phoenix 180)の設定には通常Castle-Linkという専用ソフトウェアーを使ってパソコンから設定します。専用のUSB ケーブルをアンプと一緒に注文します。
ソフトウェアーはウェブサイトからダウンロードします。
F5B 用の設定は以下のようにします。

Avionik Motor の場合

Software
Device Name Phoenix-125(f310)
Firmware V2.1(Beta)

Throttle
Airplane Fixed
Brake
Brake Strength 100%(Hard)
Brake Delay NoDelay
Brake Ramp Very Fast
Cutoffs
Cutoff Voltage 4.0Vまたは Auto lipo
Current Limiting Disabled
Cutoff Type Soft Cutoff
Motor
Mtor Start Power High(100)
Motor Timing Low or Standard
Direction Forward(Default)
PWM Rate13Khz(Default)

Plettenbarg Motorの場合

Software
Device Name Phoenix-125(f310)
Firmware V1.23

PWM (default or 11or 13 degree)
Low Timing 
Cut off voltage 4V
Hard brake

Neu Motorの場合  Neu 1510-1.5D.

Software Version 1.56 .
Low voltage cutoff=4.0v
Soft cutoff
Direction reverse,  cables on top of the controller and the control board on thebottom.
Brake 100%
No delai Immediate with no ramp.
Low advance
Start power=high
Throttle response high
Switching 13kHz
Current limiting disabled

これ以外にもすべて接続してから送信機のスロットルスティックでひとつづつ
決めて行く方法もあります。

マーカスのアンプの場合
マーカスのアンプ(SL200,SL250 SL300)も専用のUSB-CABLEを一緒に購入しパソコン上で設定します。F5B 用の設定は
Throttle Range
1.35 and 1.65
PWM switching rate
8KHz または 10khz
Basic Menu
Cutoff voltage OFF
Cutoff type Acro/Heli (Acro)
Brake Type (hard)
Timing
3度ハッカーモーター
7,12度 4極モーター
7,12度 ニューモーター(1D)
10度  アビオニックモーター
12,17度 ニューモーター(1.5Y)
17度 プレッテンバーグモーター(12または22度も可)
17,22度 6極モーター
27度 アウターローター
Start Strength Normal
Thrttle Curve   Linearly/Exponential

これ以外にもすべて接続してから送信機のスロットルスティックでひとつづつ
決めて行く方法もあります。

安全の為に

F5B機はそのハイパワー、ハイスピードゆえにもし事故になると大変なことになってしまいます。飛行前後は必ず下に書くルーティンを守ってください。

飛ばす前の接続の順番
1.受信機、受信機電源、アンプ、リミッターなどすべてのコネクターが正しく接続されているかをチェックする。
2.受信機電源をオフにする。
3.動力電源をアンプにつなぐ。
4.送信機をオンにして電波が出ているのを確認する。
5.受信機電源をオンにする。これでいつでもモーターが回る状態なので十分に注意する。
  何らかの理由で送信機をこの状態の時にオフにしたい場合は先に受信機をオフにしてから送信機をオフにする。戻すときも先に送信機をオンにしてから受信機をオンにする。

飛ばした後の接続を外す順番
1. 送信機をオンのまま受信機電源をオフにする。
2. 送信機をオフにする。
3. 動力電源を外す。 これでモーターが回ることは絶対にないので安全に機体を触ることができる。

事故につながる危険性
モータースイッチを二か所にしてある場合。
一人で投げる時の為にモータースイッチをプロポの右肩と左肩の両方のスイッチでオンオフ出来るようにプログラムしている人があります。十分に気を付けてください。
ヘルパーはそのことを知らないかもしれません。